全国統一品質管理監査制度 (監査制度)
1995年12月、生コンクリートの品質管理の透明性及び公正性を確保し品質保証体制の確立を図るため、国の指導のもと産・官・学の体制からなる全国生コンクリート品質管理監査会議(以下、全国会議という)が発足しました。翌年には各都道府県に産・官・学の体制からなる○○生コンクリート品質管理監査会議(以下、地区会議)が設立され、業界全体として取り組む全国統一品質管理監査制度(以下、監査制度)が構築されました。
1997年には、全国会議が全国共通の「全国統一品質管理監査基準」、「全国統一品質管理監査基準チェックリスト」を策定、地区会議がこれに基づき生コン工場への立入監査を実施する仕組みが確立し現在に至っています。
監査制度の仕組みは、監査を希望する生コン工場を対象に、地区会議の承認を得て地区会議議長から委嘱された監査員が生コン工場に立ち入り監査を実施します。合否判定は、監査員による監査結果を地区会議が基準に従い判定し、合格工場には地区会議議長名で合格証が交付されます。また、制度の信頼性を確保するため、合格工場から10%以上の生コン工場を任意に選定し無通告で検査を行う査察も実施します。